2014年度運営方針

 

                          

社団法人鴻巣北本青年会議所

2014年度 運営方針

 

社団法人鴻巣北本青年会議所

第39代理事長 朝見 卓也

 

 

人の輪から地域の環へ

~人と地域のつながりが溢れるまちの創造~

 

我々は、人間と社会の基盤に、明るい豊かな地域社会づくりを使命とし、市民社会の一員としての自覚をたかめると共に、問題意識と行動力をそなえた社会正義を貫く人間形成を目指し心と心のふれあいのあるふるさと鴻巣の、より素晴らしい明日を求めて、青年の創意を結集しさらに青年会議所の組織を通じて世界の人々の平和と繁栄に貢献することを誓いここに鴻巣青年会議所の創立を宣言する。(鴻巣青年会議所創立宣言文より)

 

39年前、鴻巣青年会議所は設立されました。以来、創立宣言文の中で要約されているJC三信条「奉仕・修練・友情」は私たちが運動を推進していくうえで、今でも基盤となっています。創立40周年を目前に控え、原点を忘れることなく力強い組織を構築するためにも、今年度はその事を真剣に考え、向き合い、行動し運動指針である「誇りと希望で満ち溢れた社会」を確かなものとしていきます。また、近年ではNPOやNGO団体が個性を持ち、かつてJCしかなかった時代からJCもある時代へと変化しています。その事を踏まえ、私たちは行政をはじめとする他団体とも力を合わせた事業をおこない、今まで以上につながりを意識したまちづくり運動を展開していきます。

昨今、情報化社会が進み人と顔を合わせなくても成り立つ社会より、人と人のコミュニケーションという大事なものが置き去りになり、また長引く不況により自分の生活で精一杯な気持ちが優先し損得でものを判断してしまう人も増えてきているように感じられます。こんな時代だからこそ、私たちJAYCEEは、心と心のふれあいを通したコミュニケーションを大切にし、気づきや学びを多くの人と共有し共感できる「人の輪」を創るための運動を推進していきます。そして、その輪がこの地域に沢山できることが自分のまちは自分で創り支えているという気運を高めることにつながり、何事に対しても主体的に地域に関わりの持てる環境が整い、一体感が生まれ「地域の環」となり拡がっていくと考えます。そのためには、まず私たちJAYCEEが自己の修練を怠ることなく自らを高めていかなければなりません。そして、メンバー同士が友情の輪を持って行動し様々な事業を通し、地域へ奉仕する心を養うことが必要だと考え、全メンバーで力を合わせ行動していくことを約束します。

 

賛同する仲間を増やそう

 会員拡大の結果は、我々の運動に対する地域の評価そのものです。つまり、会員拡大が進まない理由はJC運動の趣旨が理解されていないのではなく、活動する我々の姿勢しだいとも捉えることができます。組織の存続を考えるにあたり、またJC運動の輪を拡げていくためにも、最も重要な課題が会員拡大であることは間違いありません。だからこそ、率先して会員拡大を進め「人の輪」を創り拡げていく必要があるのです。一人でも多くの仲間を増やすために肩書きや役職は関係なく全メンバーで仲間を増やす気持ちで取り組むために、会員拡大運動を全体事業としておこないます。そして、全力で取り組んでいけば必ず結果に結びつくと考え行動していきます。

 また、入会したメンバーに対し、青年会議所の基礎知識の研修をおこなうことで知識を深め、意識の向上も図っていきます。

 

つながりを意識したまちづくり

「誇りと希望に満ち溢れた社会」を実現していくためには、一人ひとりがこのまちを好きになれる環境を創り、市民の当事者意識を高めることが重要です。私たちは今まで様々な事業を通して人と人とのふれあいを大切にした環境づくりの構築に向けた運動を展開してきました。この運動は、創立40周年に集大成を迎えます。

今年度は、人と人、人と地域のつながりを大切にし、無関心から関心に意識を変える運動を今まで以上に展開していかなければなりません。そのためには、JCで培った土壌を大切にし、今まで以上につながりを意識しながら行政や他団体と連携をとり、運動の魅力を幅広く地域に発信していく必要があります。そして、世代を超えた交流を意識したまちづくり運動を展開することで、心と心のふれあいからなる「人の輪」を創りあげていき「地域の環」を拡げていきます。

 

真のリーダーを目指した研修

私たちは、20歳から40歳までの働き盛りの仲間が集まった組織です。皆、24時間365日与えられている時間は一緒です。この時間を有意義に使うも使わないも自分次第です。

「明るい豊かな社会」の実現を目的にJC運動を推進して行く為には、課題の本質を見極め、解決していく力を養う事が必要です。だからこそ、JAYCEEとして、常に地域のリーダーとしての心構えを持ち自らを律し、JC信条を確固たる信念として持ち続け行動していくことが非常に重要です。また、仕事においても自己責任のもと自力で成長する強い精神を持ち努力することが必要です。そのことを踏まえ、今年度は経営力を養い、人間力を高める為のための研修をおこなっていきます。この自己修練こそが自分自身の成長につながり、器量を高めていく努力が我々JAYCEEの魅力となり、その魅力が組織の魅力となります。それが「人の輪」を創る礎になると信じ、一年間研修をおこなっていきます。

 

結束力のある力強い組織づくり

組織の運営はメンバー一人ひとりの協力がなければ成り立ちません。「人の輪」を創り上げていくためにも一人が全メンバーのため、全メンバーが一人のために行動することが必要です。それには、メンバー同士のコミュニケーションを大切にし、JC活動に楽しさや達成感を持ってもらうことが重要なのです。それが出席率の向上につながり、活動に良い循環を与え、何事にも意欲的に取り組める結束力のある力強い組織づくりにつながると考えます。

また、今年度もホームページやSNSを最大限活用しながら行政や他団体との連携を図り積極的な情報発信をおこないます。そして、私たちの存在や運動をより多く市民に知ってもらうための広報活動も展開していきます。

 

結びに

 今年度は、「明るい豊かな社会」の実現のため、全メンバーが率先して地域の方々の模範となる行動をしていきます。行動なくして語るのではなく、まず行動し、経験や結果から語りかけていき、しっかりと地に足をつけて運動を

推進していきます。また、卒業制度がある青年会議所だからこそ、二度と来ないこの一瞬を大切にし、共に学び、考え、行動していくことが必要なのです。そして、後悔することのない一年を全メンバーで創っていきましょう。地域に必要とされるJAYCEEになる強い意志をもって。